日本のミュージカル作品。東由多加主宰の日本のミュージカル劇団、東京キッドブラザースが、同劇団初の海外公演としてアメリカで上演した和製ロック・ミュージカル。1970年1月から4月にかけて東京・渋谷で上演した「黄金バット」の台詞を一部英語化し、新曲を追加したもの。同年6月からニューヨーク、オフ・ブロードウェイのラ・ママ劇場およびシェリダン・スクエア・プレイハウスにて上演。好評を得て10ヶ月に及ぶロングラン公演を成功させ、ニューヨーク・タイムズの記事にもなった。日本帰国後の1971年には凱旋公演「帰ってきた黄金バット」を上演。ニューヨーク公演40周年となる2010年には、当時の音楽監督・下田逸郎を中心とするメンバーが、ニューヨークのラ・ママ劇場でオマージュ作品「THE LAST GOLDEN BAT HITOHIRA 2010」を上演した。