世界大百科事典(旧版)内のgrammatikētechnēの言及
【ギリシア語】より
…そしてホメロスをはじめとして古典期の作品は,生きた言語としてではなく,読まれ,考証される対象になり,エジプトのアレクサンドリアを中心にその学問がおこり,当然のこととしてその作品の言語の研究,整理も行われた。これが文献学philologyであり,文法学grammar(本来はgrammatikē technē)である。この文法学はもっぱら文字言語によるものだがきわめて精巧で,その集大成であるトラキアのディオニュシオスの文法は,ローマの文法家に受け継がれ,近代西欧語の文法,いわゆる学校文法school grammarの基礎となった。…
※「grammatikētechnē」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」