世界大百科事典(旧版)内のHVJウイルスの言及
【細胞融合】より
…結核病巣中のラングハンス巨細胞,リンパ肉芽腫やホジキン病患者の組織に見いだされるシュテルンベルグ巨細胞が有名である。その後,インフルエンザウイルス,はしかや牛痘ウイルス,マウスのセンダイウイルス(HVJウイルスとも呼ばれる,hemagglutinin virus of Japanの略)など,多くのウイルスが生体内および試験管内で細胞融合を起こすことが確かめられ,人為的な細胞融合法の開発に結びついた。人為的に試験管内で細胞融合を起こすには,紫外線で不活性化したウイルスや,20~30%の濃度で培養液中に溶解したポリエチレングリコールによる処理が用いられる。…
※「HVJウイルス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」