デジタル大辞泉 の解説 アイクラウド‐キーチェーン(iCloud Keychain) 米国アップル社のサービスiCloudの、追加機能の一。SNSやECサイトなどで必要なアカウントネームとパスワード、クレジットカード番号などを暗号化して管理し、iOSデバイスで共有してウェブ上での決済などに利用できる。暗号化方式にはAES256を採用。Mac OS Xマーベリックス、およびiOS 7の新機能として追加された。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
知恵蔵 の解説 iCloudキーチェーン Apple社のクラウドサービス「iCloud」のアカウントをベースにした、アカウント情報を一括管理する機能。2013年秋に登場予定の「iOS7」と、Apple社のパソコンであるMacの新OS「OS X Mavericks」上で利用できる。 ブログや通販サイトなどのネット上のサービスでは、個々にアカウントやパスワードの登録が必要であり、通常は、これらのアカウントをユーザーが常時把握しておく必要がある。 iCloudキーチェーンは、ユーザーの代わりに、これら複数のアカウントを、ユーザーが承認したデバイスに、米国政府が策定した堅牢な暗号化規格である256ビットAES技術で暗号化して記憶する機能であり、アカウントの他に、WiFiのパスワードやクレジットカード番号も管理できる。ログイン(サインイン)やオンライン決済の際でも、iCloudのアカウント情報のみ把握しておくだけで、個々に必要な情報が自動入力される。 更に、新しいアカウントを作成する際には、iCloudキーチェーンの機能の一つである「パスワードジェネレータ」を使って、推測されにくい固有のパスワードを自動的に生成できる。ユーザーは、アカウント別に複雑で覚えにくいパスワードを考える必要がなく、生成された複雑なパスワードは、iCloudキーチェーンに保存されるため、それを覚える必要もない。 なお、iCloudキーチェーンは、前述の新OSを搭載したデバイス上で、かつ、Apple社のブラウザー「Safari」上での使用が前提となるが、これらの前提条件を満たしていれば、ユーザーが承認したMacや、iPad、iPhoneなどの複数のデバイスを、同一のiCloudアカウントで管理できる。 (横田一輝 ICTディレクター / 2013年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by