世界大百科事典(旧版)内のIdentitätsphilosophieの言及
【シェリング】より
…《超越論的観念論の体系》(1801)は,観念と実在,実践と理論の総合を,人間精神の歩みが芸術に達する地点で果たそうとする。イェーナ期の後半では,《わが哲学体系の叙述》(1801),《ブルーノ》(1802)等で,主客の根源的同一性を原理とする〈同一哲学Identitätsphilosophie〉を打ち出し,ヘーゲルに強い影響を与える。〈自我がすべてである〉というフィヒテ主義に代わって〈すべてが自我である〉と主張される。…
※「Identitätsphilosophie」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」