IDS(読み)アイディーエス

デジタル大辞泉 「IDS」の意味・読み・例文・類語

アイ‐ディー‐エス【IDS】[intrusion detection system]

intrusion detection systemコンピューターネットワークを監視して、不正アクセスを検知し、管理者に通報するシステム侵入検知システム。不正侵入検知システム。→アイ‐ピー‐エス(IPS)アイ‐ディー‐ピー‐エス(IDPS)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「IDS」の解説

IDS

侵入検知システム。ネットワークを監視することで、侵入やその兆候を検出するためのシステム。狭義では、管理者に不正侵入を警告する機能をいうが、通信回線を自動的に遮断するなどの防御機能までを含めてIDSという場合もある。多くのIDSではネットワークへの攻撃を検知するために、攻撃パターンが記述された「シグネチャー」と呼ばれる情報を利用する。受け取ったパケットとこのシグネチャーを比較し、もしマッチすれば警告するようになっている。シグネチャーは過去の攻撃手法に基づいて設計されるため、新しい攻撃手法に対応するには、つねに最新のシグネチャーを使う必要がある。最近のIDS製品には侵入を検知するだけでなく、ファイヤーウォールと同様にパケットの遮断まで行なう「IDP(Intrusion Detection and Prevention:侵入検知と防御)」の機能を備えたものが多い。

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知恵蔵 「IDS」の解説

IDS

それぞれ、「侵入検知システム」、「侵入防止システム」の略称。接続頻度や通信手順、送受信されている内容などをリアルタイムでチェックし、外部からの攻撃や内部からの不正送信などを通知・遮断する機能を持つ。対応製品を販売するメーカーによって呼称が異なるが、通知だけ行い、対処は管理者が別途行うのがIDS、対処まで自動的に行うのがIPSと考えてもよい。不正アクセスによく使われる通信パターンなどのデータベースを持っており、それを基準に判定を行う。ファイアーウオールの機能をさらに高度化したものと考えることができる。IDS/IPS的な機能を持つファイアーウオールやブロードバンド・ルーターも多い。

(斎藤幾郎 ライター / 西田宗千佳 フリージャーナリスト / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

情報セキュリティ用語辞典 「IDS」の解説

IDS

侵入検知システム。ネットワーク上を流れるパケットを監視して、不正アクセスなどを検知するソフトウェアまたはハードウェアのこと。

出典 教育ネットワーク情報セキュリティ推進委員会(ISEN)情報セキュリティ用語辞典について 情報

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