パケット

デジタル大辞泉 「パケット」の意味・読み・例文・類語

パケット(packet)

小包み。小さな束。小荷物
データ通信で、細かく分割されて通信に必要な制御情報を付与されたデジタル情報のひとまとまりの単位。→パケット通信

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「パケット」の意味・読み・例文・類語

パケット

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] packet )
  2. 小包み。小さな束。小荷物。
  3. データ一定形式に整えて、アドレスデータなど制御データを付加したもの。インターネットなどネットワークでデータ送信に利用されている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「パケット」の解説

パケット

ネットワークを流れるひとかたまりのデータ。packetは「小包」の意味。ネットワーク層プロトコルであるIPは、1つのデータを複数のパケットに分割して送信する。パケットは、ヘッダとデータ(ペイロード)に分かれる。ヘッダには、送信元・宛先IPアドレス、データの内容を表わすフラグTTL、上位層のプロトコルの種類など、合計20バイトの情報が保存される。IPでは、この情報をもとにパケットが宛先まで送信される。データをパケットに分解して送信することで、エラーが起きてもデータをまるごと再送信せずに、エラーが発生したパケットだけを送ればよい。本来Ethernetでは「フレーム」、TCPでは「セグメント」など、層によって呼び方が変わるが、区別せずにパケットと呼ばれる場合も多い。また、送られる情報そのものを指して「パケット」と呼ぶ場合もある。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

パソコンで困ったときに開く本 「パケット」の解説

パケット

もとは「小荷物」のことで、ひとつのデータをより小さなブロックに分割した「細切れのデータ」を指します。インターネットの通信やCD、DVDへのデータ書き込み等で利用されます。データをパケット化することで、エラー発生時の再送信や再書き込みを最小限に抑えることができます。通信では大きなデータの転送で回線が占有されるのを防ぎ、複数の通信を効率的に行えるメリットがあります。

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

IT用語がわかる辞典 「パケット」の解説

パケット【packet】

インターネットなどのパケット通信網で送受信されるデータの単位。◇「packet」は本来、小包の意。

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android