世界大百科事典(旧版)内のIMF体制の言及
【金本位制度】より
…金本位制は崩れ去り,まもなく第2次大戦へ突入した。 第2次大戦後,金為替本位制を中心としたIMF体制が創設された。それは国際金本位制の理念を取り入れ,その制度の重要部分を具備していた。…
【ドル】より
…しかし国際通貨としてのドルの地位が確立し,完全なものとなったのは,第2次大戦後である。 第2次大戦後のブレトン・ウッズ体制のもとでの国際通貨体制はIMF体制(IMF)ともいわれ,固定相場制を維持する金・為替本位制(金・ドル本位制)であった。すなわち各国通貨はドルへ固定相場で釘付けし,ドルは金へ固定価格(金1トロイオンス=35ドル)で結びついていた。…
【ブレトン・ウッズ体制】より
…一定比率のもとでのこの二つの通貨の交換性convertibilityを保証することは,この体制の維持に欠くことのできない条件であった。固定為替相場のもとで自由な外国為替取引を前提とするブレトン・ウッズ体制はIMF体制ともよばれ,西ヨーロッパ諸国はしばしば為替相場を変更したが,金のドル表示公定価格は変更されることなく1968年初めまで続いた。しかし同年3月にアメリカは事実上ドルと金の兌換(だかん)を停止し,体制の中核は崩れた。…
※「IMF体制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」