世界大百科事典(旧版)内のIMF協定の言及
【国際通貨制度】より
…こうして,1944年以来のドル金為替本位制を中核とした国際通貨制度は,変動相場制を中核とした国際通貨制度へ切りかわった。
[IMF協定第2次改正案]
これに先だって,動揺を続ける国際通貨制度の改革問題がとりあげられ,72年のIMF総会で,そのための20ヵ国委員会が設置された。74年6月に最終報告書が発表されたが,それは,SDRをドルに代わる中心的準備資産とし,その価値評価はバスケット方式によること(ドルは基軸通貨ではなく,他の通貨と同等となる),安定的で調整可能な為替制度の確立という目標はすてないが,当面,変動為替相場のガイドラインを設けること,などを内容としていた。…
※「IMF協定」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」