世界大百科事典(旧版)内のjamā‘aの言及
【イスラム】より
…しかし,ムハンマドの宗教的権限を継承したものは,理論的にはムスリム全体のイジュマー(合意)であって,実際には,それはウラマー,なかでもムジュタヒドのイジュマーにゆだねられる。今日われわれがスンナ派と呼ぶものは,中世ムスリムの文献では普通〈スンナとジャマーア(全体)の民ahl al‐sunna wal‐jamā‘a〉と書かれていた。この名から明らかなように,スンナ派はまず多数派でなければならず,同時にウラマーが,イジュマーの結果としてスンナ(確立された慣行)と認めるところを,受け入れるものでなければならなかった。…
※「jamā‘a」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」