世界大百科事典(旧版)内のKavādhIの言及
【ササン朝】より
…5世紀半ばには東方にエフタルが出現し,ペーローズPērōzの時代はエフタルの侵入とうち続く大飢饉に苦しんだ。カワード1世Kavādh Iは,当時国内に起こっていたマズダク教の社会運動,他方ではエフタルの力を利用して大貴族や祭司階級の勢力を抑え,王権の強化をはかった。カワードの治世末期にマズダク教徒を弾圧したホスロー1世は,父王のあとをついで即位すると,税制改革,官僚制の整備,国王常備軍の編成によって中央集権的な支配体制を確立した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」