世界大百科事典(旧版)内のLiparisの言及
【スズムシソウ】より
…冷温帯の湿地や疎林下に生育する夏緑のラン科植物(イラスト)。和名は唇弁の色と形がスズムシを連想させることに由来する。偽球茎のわきから新芽を伸ばし,葉を2枚だし,5~7月,高さ15~30cmの花茎に,総状に花を10個余りつける。花は径約15mm。唇弁が目だち,紅紫色で半透明,平たんで長さ約12~18mm。北海道から九州,朝鮮に分布する。ときに観賞のために栽培される。 スズムシソウの属するクモキリソウ属Liparisは大きな属で,約300種が熱帯を中心に分布する。…
※「Liparis」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」