世界大百科事典(旧版)内のmōlamの言及
【民俗芸能】より
…多くの民俗芸能は,史実を脚色した題材をもち,過去に対するその時その時の現代的解釈として人々に支えられてきた。北部タイやラオスでのケーン(笙(しよう))を伴奏とするモーラムmōlam,ネパールでのサーランギーを伴奏とするガイネgaineには,そうした過去とならんで新しい話題(時事問題)なども織り込まれる。また,事実ないしその脚色ではなく虚構の世界を描く物語性をもった民俗芸能も多く,それらはしばしば勧善懲悪,二元論などの倫理観,世界観を表明するものと解釈することができる。…
※「mōlam」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」