世界大百科事典(旧版)内のMagoの言及
【カルタゴ】より
…交易統制,勢力圏確保,外国船排撃等,大商人の利害を体現するカルタゴ国家の対外政策遂行はこの政体においてこそ可能であった。門閥中マゴMago家等軍人一門の出身者は,傭兵軍を後ろだてに交易活動から締め出された下層市民の支持を得てなん度か僭主化をめざしたが,寡頭政転覆には至らず,またリビア人反乱,傭兵反乱もカルタゴの支配を揺るがさなかった。他方,下層市民とリビア人の通婚の結果リビア人のフェニキア化は相当進行し,ポエニ的制度を備えた原住民都市も出現した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」