精選版 日本国語大辞典 「かん」の意味・読み・例文・類語
かん
- 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる。古くは「くゎん」とも表記 ) 鐘、鉦(かね)や堅いものを強く打ったりたたいたりしたときにたてる音を表わす語。
- [初出の実例]「握拳の握り飯、食らふて見よといふ空の霞に落つる鐘の声、ごんと鳴ればくはんと食らはせ、又ごんと鳴るくはんと打(は)る〈略〉頭で数とる拍子取」(出典:浄瑠璃・曾我会稽山(1718)一)
かん
- 〘 接頭語 〙 動詞に付いて、その意味を強めたり、語調を整えたりする。「かんでる」「かんなめる」