世界大百科事典(旧版)内のmarginの言及
【経済学原理】より
…その中心部分は,第5編〈需要,供給,価値の一般理論〉と第6編〈国民所得の分配〉にある。価値は需要と供給の均衡点において決定されるという命題を基本的枠組みとして,〈限界margin〉と〈代替substitution〉という概念を用いて均衡状態が記述されるが,それは選択的な消費の対象にだけでなく,生産諸要素にも適用されて,有益な諸概念が創案された。〈長期〉正常と〈短期〉正常の区別,外部経済と内部経済(外部経済・外部不経済)の区別,主要費用と補足費用の区別に加えて,準地代,代表的企業representative firm,弾力性など,今日,部分均衡分析(〈市場均衡〉の項目参照)で用いられる主要な諸概念は,すべてマーシャルの創案になるものである。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」