世界大百科事典(旧版)内のmarquetrieの言及
【寄木細工】より
…一つは木材の表面に浅い穴をあけて,そこに色の異なる木片をはめこんで模様をつくる方法で,インタルシアintarsiaとよび最も古い技法である。他の一つは17世紀から18世紀にかけて流行した精巧な技法で,色,木目の異なる木片を薄い板にはめこんで模様のあるパネルをつくり,それを装飾しようとする表面に接着させるもので,マルケトリmarquetrie(フランス語)と呼んでいる。この寄木細工をつくるには,色,木目の異なる薄い板を重ね合わせ,その上に模様を描いた紙をはりつけ,紙の図柄に沿って切断し,切断された上の木片を下の板に組みこんで寄木パネルをつくる。…
※「marquetrie」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」