世界大百科事典(旧版)内の《Mathēmatikēsyntaxis》の言及
【アルマゲスト】より
…地球中心的な宇宙体系(天動説)の代表として永く第1等の地位を保ち続けた。もともとの標題は《数学的集大成Mathēmatikē syntaxis》とされていたが,後代の人々が尊称の意味で付した〈最大のmegistē〉という形容表現がそのまま残り,イスラム世界へ入って冠詞alを付された標題《almajistī》で翻訳された(8世紀末が最初といわれ,のちイブン・ユースフ,イスハーク・ブン・フナイン,サービト・ブン・クッラらのものが現れた)。12世紀にラテン世界に紹介(1175年のクレモナのジェラルドGerard of Cremona(1114ころ‐87)によるものが著名)されたときも,標題はラテン語の《Almagestum》であった。…
※「《Mathēmatikēsyntaxis》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」