文字や図による紙ベースの仕様書ではなく、コンピューター上で作成したシミュレーション可能なモデルを仕様書として活用する、組み込みソフトウェアの開発手法。「Model Based Development(モデルベース開発)」の略。仮想環境でのシミュレーションによる検証を繰り返すことで実機検証の回数削減が可能になり、工期の短縮化、コストの低減、人為的ミスの防止、品質・生産性の向上などが見込めるとされる。近年、自動車分野や航空宇宙分野を中心に導入が広がっている。日本では経済産業省が導入用の指針と準拠モデルを継続的に管理・拡充する仕組みを2020年までに構築し、普及を後押しするとしている。