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因子分析 factor analysis

9件 の用語解説(因子分析の意味・用語解説を検索)

ブランド用語集の解説

因子分析

因子分析とは複数の変数のうち相関が強いものに共通する基準を探し出す分析手法のことをいう。また、この基準を因子、基準の大きさを因子得点という。

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デジタル大辞泉の解説

いんし‐ぶんせき【因子分析】

複雑な統計資料を少数の要因に分解し、その要因間の関係や変動に着目して全体的特徴を理解しようとする統計上の技法。

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百科事典マイペディアの解説

因子分析【いんしぶんせき】

医学,社会学,教育学等の分野で広く用いられる統計的多変量解析法の一つ。因子とは,各個体の多様な行動を規定する要因のこと。因子分析とは,各変量間の相関関係を分析して複雑な現象の中に含まれる因子を見つける手法である。
→関連項目矢田部・ギルフォード性格検査

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マーケティング用語集の解説

因子分析

多変量解析のひとつで、測定された多数の変数の相関関係に基づいて、直接測定できない潜在因子(因子:(factor))を見いだす手法。

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流通用語辞典の解説

因子分析

心理学の分野で開発された分析方法で、ある事象に関する多数の量的データから、その事象に強い影響を与えている少数の因子をとり出す時に利用される多変量解析法のひとつ。消費者がある商品やブランドの購入を決定する過程では、所得や価格・素材・デザイン・広告・店員の接客態度など多数の因子が複雑にからみあっている。そこで、因子分析の手法を使うと、これら多数の因子のなかから、購入決定に影響を与える少数の重要な因子をとり出すことができるわけである。

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世界大百科事典 第2版の解説

いんしぶんせき【因子分析 factor analysis】

統計的多変量解析法の一つ。比較的少数の因子によって,多数の変量の間の関係を説明する方法で,20世紀初めから心理学分野での強力な手法として発達し,1940年ころには統計学からの研究も盛んになり,医学,社会学,教育学等で広く用いられるようになった。知能,適性,学力等のテストの結果をはじめ,何らかの行動の結果や各種の社会現象は一般に多数のデータで表現されるが,それらのデータの間には,一つのデータの値が高い場合には他のデータの値も高くなるといった相関関係があることが多い。

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大辞林 第三版の解説

いんしぶんせき【因子分析】

多変量解析の手法の一。知能テストや各種の社会現象の測定によって得られた多変量のデータから、それらを規定する因子を抽出する統計学的方法。

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

因子分析
いんしぶんせき
factor analysis

多変量解析の一分野。一般的には,未知の因子によっていろいろな程度に影響を受けていると想定される多数の測定資料間の相関関係を数学的に解析することによって因子の数,種類,ウエイトなどを決定する方法。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

因子分析
いんしぶんせき
factor analysis

主として心理学の分野を中心に発達した統計的解析技法の一つ。多くの変量間の関係(相関関係)を説明する因子の発見を目的としている。たとえば、生徒たち(個体)の学力というものを問題にして、国語、社会、算数など多くのテスト(測定)を実施したとしよう。ところで、生徒たちのテストの成績(変量)に関して、なぜかくかくの成績を収めたのか、あるいは、なぜ国語と音楽の成績はよかったのに社会の成績は悪かったのかなどの説明をしようとしても、テストの数が多いだけに簡単ではない。しかしここで、学力(成績)を主として規定する個人の能力は、読解力、推理力などの比較的少数の能力(因子)に分類でき、個々の成績は、各人のもっているそれらの能力の大小および組合せによって決定されると考えることができれば、説明はよほど容易になるだろう。
 因子分析は、このような考え方に基づいてつくられた方法で、具体的には、想定した因子と変量との関係についての数学的モデルをたて、これに変量間の相関係数行列をデータとして当てはめる。その結果、(1)各因子の各変量に対する関連(規定力)の大きさを示す因子負荷量factor loading、(2)各個体がもつ各因子の大きさを示す因子得点factor scoreが得られる。なお、モデルに対するデータの適合性(当てはまりのよさ)は、各変量の分散の総和のうちで、各因子によって説明される分散の和の占める割合(因子寄与率)の大小によって決定される。このように、因子分析は、複雑なデータの内部構造に関する洞察を与えてくれる。
 因子分析は、イギリスの心理学者スピアマンによって開発された。スピアマンは、人間のさまざまな種類の知能は、すべての知能に共通する一般因子と、それぞれの個体に特有な特殊因子からなる、という二因子説を提唱した。しかし、スピアマンのモデルはその適用範囲が限られたものであり、これに対してアメリカの心理学者サーストンは、特定のいくつかの知能に共通している群因子と特殊因子とに分ける、重(多)因子法を唱えた。なお、今日では、多数の共通因子を仮定する主因子法が、もっともよく用いられている。
 以上述べたものは、計算の出発点となる相関係数行列が、各個体に対して測定された変量間から得られるが、この方法は、アメリカの心理学者キャッテルR. B. Cattell(1905―1998)によってR技法とよばれたものである。また、因子分析は、逆に個体と個体との間の類似性を説明する因子を抽出するためにも用いられる。これはQ技法とよばれるもので、ほかに、キャッテルはO、P、S、Tの各技法を指摘し、計6種類の技法に分類される。
 因子分析は、当初、心理学とくに知能構造の研究に特有のものと考えられていたが、今日では、教育学、社会学、経済学、医学など多様な学問領域や市場調査において利用されている。また、パソコンとソフトウェアの充実によって、容易に利用できるようになった。因子分析は、基本的概念の明確な規定がなされていないような領域において、因子構造という形で最初の仮説を導き出し、研究の出発点を与えてくれるものといえる。しかし、その仮説は、因子分析的段階を超えて、より厳密な方法で検討が進められなければならない。[原 純輔]
『芝祐順著『因子分析法』第2版(1979・東京大学出版会) ▽市川雅教著『因子分析』(2010・朝倉書店)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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