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mousikē mousike

世界大百科事典内のmousikēの言及

【音楽】より

…しかし,西欧の〈音楽〉に関する概念にもそれなりの変遷があった。英語のミュージックmusic,ドイツ語のムジークMusik,フランス語のミュジックmusique,イタリア語のムージカmusicaなどの語の共通の語源とされるのは,ギリシア語の〈ムシケmousikē〉であるが,それはそもそも〈ムーサMousa〉(英語でミューズMuse)として知られる女神たちのつかさどる技芸を意味し,その中には狭義の音芸術のほか,朗誦されるものとしての詩の芸術,舞踊など,リズムによって統合される各種の時間芸術が包含されていた。このように包括的な〈音楽〉の概念は,ヨーロッパ中世においては崩壊し,それに代わって思弁的な学として〈自由七科septem artes liberales〉の中に位置づけられる〈音楽〉と演奏行為を前提として実際に鳴り響く実践的な〈音楽〉の概念が生まれたが,後者は中世からルネサンスにかけてのポリフォニー音楽の発展につれて,しだいにリズム理論,音程理論などを内部に含む精緻な音の構築物へと進化した。…

【ギリシア音楽】より


[古代ギリシア]
 今日ヨーロッパ各国で用いられている〈音楽〉を表す英語musicなどの語はギリシア語のムシケmousikēに由来する。ムシケは本来,詩と音楽と舞踊からなる包括的な概念であったが,しだいに詩と舞踊の要素が抜け音楽のみを指すようになる。…

【民俗芸能】より

神楽歌舞伎狂言人形浄瑠璃【三隅 治雄】
【日本以外の民俗芸能】
 諸民族の民間で行われてきた芸能の全体を通じて際だつ特色としては,第1に総合芸術的性格をあげることができる。日本語の〈芸能〉ばかりでなく,古代社会ではギリシアの〈ムシケmousikē〉やインドの〈ナーティヤnāṭya〉,そして現代では英語の〈パフォーミング・アーツperforming arts〉やインドネシア語の〈カラウィタンkarawitan〉などは,すべて舞踊,音楽,演劇,文芸などの要素を有機的に内包する文化事象を意味している。しかし,これらが未分化であるとレッテルをはり,音楽や文芸が分化・独立して自律化したかのように思われがちなヨーロッパ近代の芸術観に照らし合わせて,発展の前段階にあるとするのは妥当ではない。…

※「mousikē」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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