MQ現像液(読み)エムキューげんぞうえき(英語表記)MQ developer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「MQ現像液」の意味・わかりやすい解説

MQ現像液
エムキューげんぞうえき
MQ developer

メトール (M) とハイドロキノン (Q) を現像主薬とした写真用現像液。現在まで最も広く用いられてきている。代表的なものにコダックD-72,D-76現像液があるが,PQ現像液主流が移りつつある。

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世界大百科事典(旧版)内のMQ現像液の言及

【現像】より

…還元剤の化合物を現像主薬と呼び,これにはヒドロキノン,モノメチル‐p‐アミノフェノール硫酸塩(商品名メトール),1‐フェニル‐3‐ピラゾリドン(商品名フェニドン),p‐フェニレンジアミン誘導体などの芳香族,あるいは複素環の有機還元剤が用いられる。現像液には通常,現像主薬2種類を組み合わせて使い,メトールとヒドロキノンを現像主薬として含む現像液をMQ現像液,フェニドンとヒドロキノンを含むものをPQ現像液と呼ぶ。現像液には現像主薬のほか現像を促進するためのアルカリ剤として炭酸ナトリウム,水酸化ナトリウム,ホウ砂などを含んでいる。…

※「MQ現像液」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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