メトール(その他表記)Metol

翻訳|Metol

デジタル大辞泉 「メトール」の意味・読み・例文・類語

メトール(Metol)

写真現像主薬の一。硫酸パラメチルアミノフェノール塩酸塩の商標名。通常ハイドロキノンと組み合わせてMQ(メトール‐ハイドロキノン)現像液として使用

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メトール」の意味・わかりやすい解説

メトール
Metol

ドイツ,ハウフ社の写真用現像主薬の商品名で,化学名はNメチルパラアミノフェノール硫酸塩。無色針状または稜柱状結晶で,1891年ボギッシュによって発明された。水によく溶けるが,エーテルエタノールには難溶。活性度の高い急性現像主薬で,ハイドロキノンと組合せてMQ現像液として広く用いられている。ほかに市販品として,エロン,モノール,モノパトール,メチノール,メトールミン,ゼノールなどの商品名がある。

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化学辞典 第2版 「メトール」の解説

メトール
メトール
metol

p-(メチルアミノ)フェノール硫酸塩(CH3NHC6H4OH2)2H2SO4の俗称.ほかにエロン,フォトールなどの商品名もある.白色の結晶性粉末で,ハロゲン化銀写真の現像主剤として広く用いられる.ヒトによっては皮膚にかぶれを生じる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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