世界大百科事典(旧版)内のPFD試験の言及
【膵機能検査】より
…十分の膵消化酵素剤と重曹の投与により改善がみられれば,膵外分泌機能低下によると診断される。 キモトリプシンにより特異的に加水分解される合成基質(PFD試薬)を経口的に投与し,腸内で分解され吸収されたのち一定時間に尿中に排出されるパラアミノ安息香酸を測定することにより,膵外分泌機能を間接的に検査することができ,スクリーニング検査として応用される(PFD試験)。 膵外分泌機能が低下する状態は,慢性膵炎,膵癌,その他の膵臓疾患(囊胞腺腫,膵囊胞性繊維症,膵臓の脂肪変性,糖尿病)でみられる。…
※「PFD試験」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」