世界大百科事典(旧版)内のquotaの言及
【IMF】より
… IMFの組織は,加盟国の通常,大蔵大臣または中央銀行総裁によって構成される総務会と,ワシントンにある常設機関である理事会,専務理事,職員によって構成されている(このほか重要事項を討議するための暫定委員会が1974年の総会決議によって設立されている)。その議決方法は,まず各国がすべて基本票250票をもつほか,経済力を反映した出資額に相当する割当額(クオータquota)に比例した票数をもつことが特色で,重要事項の決定は通常85%の同意を必要とするため,アメリカ,EU,発展途上国はそれぞれ実質上の拒否権をもっているといえる。 日本のIMF加盟は1952年であるが,数次にわたる増資における割当増をへて,出資順位は加盟時の9位から92年発効の第9次増資の結果,アメリカに次ぎドイツと同率2位となった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」