…しかし,1923年からヘント大学のフラマン語化問題をめぐって対立は再燃し,ついに30年にその完全フラマン語化が,32年にフラマン語地域の行政・教育用語のフラマン語への一本化,39年に軍隊の両言語別編成が実現した。一方,順調に復興したベルギー経済は,1929年の世界恐慌の中で危機に陥り,大量失業とストライキの激発の中でレックス党Rexなどファシズム政党と共産党の勢力が伸びたが,中道諸派の連合で議会制民主主義を守り抜いた。ベルギーは,36年英仏との軍事同盟を断念して中立政策に復帰したが,40年再度ドイツに中立を破られ44年まで全土を占領された。…
…これらは,語源のうえからは,つぎのようにまとめることができる。 (1)ラテン語の,〈ひきいる〉〈おさめる〉を意味する動詞regereの語幹reg‐からつくられた,たとえばラテン語のrex,ゴール語の‐rix(ただし合成語,たとえば,人名Ver‐cingeto‐rixの構成部分として),現代フランス語のroi。(2)王をあらわす古典ギリシア語のbasileus,現代ギリシア語のbasiliasは,語源が不明で,先ギリシア時代にさかのぼると推定される。…
…またフンデルトシャフトの規模は,のちに密集村落となる数個または十数個の部落から成り立っているのが一般であった。 古ゲルマン時代の身分関係は,貴族をふくむ広義の自由民,解放奴隷,奴隷に分かれ,貴族と一般自由民の成年男子によって前述の民会が構成され,そこで王(レクスrex)または複数の首長が選出され,国家の大事が議せられた。したがって法理的にその統治権,軍司令権,財政制度などをみれば,王制のキウィタスと首長制のキウィタスの2種があったといえるが,当時の民衆の国家観に即していうならば,この両者の差はさほど根本的なものではなかった。…
※「REX」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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