ASCII.jpデジタル用語辞典 「Rsh」の解説 Rsh リモートシステム上で指定したコマンドを実行するためのコマンド。telnetやrloginがリモートホストとの対話接続を行うのに対して、rshはリモートホストへ接続し、指定されたコマンドをバッチ実行する。rshは自分の標準入力をリモートコマンドにコピーし、リモートコマンドの標準出力を自分の標準出力にコピーする。このように、リモートコマンドを実行しても標準入出力が結合されるため、パイプ機能を利用して、各コマンドを独立したシステムで同時に実行させることができる。rsh svr01 cat /etc/passwd | grep root > rootentryこの例では、リモートホストsvr01上のパスワードファイルをcatコマンドで出力し、出力結果を自ホスト上のgrepコマンドでrootのエントリを取り出し、rootentryというファイルに出力している。rshはその使用形態からユーザー名、パスワードを指定しないで使えることが望まれるが、これは、リモートホスト上の~/.rhostsもしくは/etc/host.equivの設定で行なう。しかしこれはセキュリティーホールになるので、rshの使用を禁止している管理者も多い。 出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報