日本大百科全書(ニッポニカ) 「コマンド」の意味・わかりやすい解説 コマンドこまんどcommando 一定の期間、自給自足ができる独立の戦闘部隊。主として正規軍の行動に呼応しつつ、敵地内に入り込んで、急襲、後方攪乱(かくらん)、サボタージュ、縦深偵察、情報収集、拠点占拠などの戦術的行動を行う。アメリカの海兵隊、イギリスのSAS(特別空軍部隊)、ナチス期のドイツ軍のブランデンブルク部隊などが、コマンドとして有名である。現在では多くの国の軍隊が類似した組織をもっており、対ゲリラ作戦や対テロリズム活動に使用されている。また、特定の任務を遂行するためのゲリラ部隊も、コマンドとよばれることがある。[山崎 馨] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コマンド」の意味・わかりやすい解説 コマンドcommand コンピュータを対話的に使用するとき,人間からコンピュータに与える指令をいう。すなわち,四則演算などのデータ処理のための命令ではなく,それらの命令の始動,停止,継続を指示する制御命令の場合が多い。 コマンド 「奇襲部隊」のページをご覧ください。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報