世界大百科事典(旧版)内のSilhouette,É.deの言及
【シルエット】より
…通常白地に黒でくっきりした輪郭の図を表した単色画の総称で,狭義にはその中の単色プロフィル肖像画をさす。この形式の肖像画は,強い光を受けた人物の横顔が紙面に投ずる影を写しとり,しばしば機械的手段で縮小して作られる簡単,安価なもので,18世紀半ばから19世紀半ばにかけてヨーロッパ中で流行をみた。それには,簡潔な輪郭線による側面観の把握が時代の新古典主義的趣味にかない,人相学者ラーファターが《人相学論考》の図解に用いたことも手伝っている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」