世界大百科事典(旧版)内のspectrographの言及
【音声学】より
…(1)の調音音声学は調音活動の観察や実験を通し19世紀末からH.スウィート,ジーフェルスE.Sievers,O.イェスペルセンなどにより綿密に研究され科学として確立されるにいたった。(2)の音響音声学は以前からオシログラフのような器械を使用してきたが,第2次大戦中にスペクトログラフspectrograph(商標であるソナグラフの名が使われることがむしろ多い)という音響分析装置が開発されてから長足の進歩をとげた。(3)の聴覚音声学は主要な部門であるが研究は端緒についたばかりである。…
【分光器】より
…ちなみに通称分光器といわれているものには次のものがある。 (1)分光写真器spectrograph 分光光学系のスペクトル焦点面上に写真感光材(乾板,フィルムなど)をセットし,目的とする波長域のスペクトル写真を撮る装置。(2)モノクロメーターmonochromator 分光光学系のスペクトル焦点面位置にスリットを置き,目的とする波長の光パワー(スペクトル素分)を随時取り出せるようにした装置で,単色光器ともいう。…
※「spectrograph」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」