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分光器 ぶんこうき spectroscope

翻訳|spectroscope

6件 の用語解説(分光器の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

分光器
ぶんこうき
spectroscope

プリズムや回折格子など光を分散する光学素子と,レンズ凹面鏡などの結像系を組合せて光のスペクトルを測定する装置。分散素子の種類によってプリズム分光器,回折格子分光器などに大別され,さらに容器を真空にした真空分光器や,用途に応じてX線分光器,赤外線分光器直視分光器など多くの種類がある。

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デジタル大辞泉の解説

ぶんこう‐き〔ブンクワウ‐〕【分光器】

放射線・粒子線のスペクトルを得る装置。プリズム・回折格子干渉計を利用したものがある。スペクトロスコープスペクトログラフ

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百科事典マイペディアの解説

分光器【ぶんこうき】

スペクトロスコープとも。光(一般には電磁波)を波長の違いによって分解し,スペクトルを得る装置。プリズム分光器,回折格子を使う格子分光器,干渉じまを利用する干渉分光器などがある。
→関連項目線スペクトル帯スペクトル直視分光器

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶんこうき【分光器 spectroscope】

もともと光のスペクトルを目で観測するための道具につけられた名称であり,その後も狭い意味でこの解釈は通用している。代表的なものとして図1に示す直視分光器があり,また定性あるいは半定量発光分光分析を目的とした専用可搬型の装置もいくつか市販されてきた。しかし目を検出手段とする方法ではスペクトル領域が可視域に限られその用途は狭い。その後,目に代わる検出系として写真感光材が広く使われるとともに,各種の光電検出器が発達して光と称される広い波長域の各所で高感度の光検出が可能となった。

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大辞林 第三版の解説

ぶんこうき【分光器】

光をスペクトルに分解する装置。プリズム・回折格子・干渉計などを用いる。スペクトロスコープ。

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

分光器
ぶんこうき
spectroscope

光のスペクトルを観察・測定する装置。狭義では、電磁波をその波長の違いによって分解し、その強度分布を測定するものであるが、広義には、電磁波だけでなく、電子線などの粒子線のエネルギー分布を調べる分析装置も分光器とよばれている。
 吸収スペクトルを測定するための分光光度計は、連続スペクトルを放射する光源、単色装置、吸収試料槽、検知器、計算記録装置で構成されている。また、光波をその波長によって分解する分散素子による分類もある。プリズムを用いたプリズム分光器、回折格子を用いた回折格子分光器、干渉計を用いた干渉分光器、フィルターを用いたフィルター分光器がある。回折格子分光器には、平面格子分光器と凹面回折格子を用いた凹面格子分光器がある。またプリズムと回折格子を複合使用した分光器もあり、小型で高分解が得られる。フィルター分光器では、特定の波長のみを透過する狭帯域フィルターを使用する。
 また、使用できる波長領域による分類もある。γ(ガンマ)線分光器(検出器の出力パルスの高さで分光する)、X線分光器(回折格子として結晶格子を利用する)、真空紫外分光器(光学系が真空槽の中に収納されている)、可視・紫外・近赤外分光器、赤外線分光器などに区別される。
 可視分光器には、のぞくだけでスペクトルを観察できる直視分光器、分光素子の回転位置から光の波長が直読できる波長分光計もある。[尾中龍猛・伊藤雅英]
『日本分光学会編『分光装置Q&A』(2009・講談社)』

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世界大百科事典内の分光器の言及

【化学】より

…このとき,化学の研究は必ず実験台での実験を伴うものと考えられていた。しかし19世紀末あたりから分光器をはじめとする測定機器が実験に導入され,また化学の一分野として物理化学が確立すると,化学実験の内容も変化し,測定も化学実験の重要な部分となった。また,いわゆる実験を伴わない理論だけの研究も化学研究として認められるようになった。…

【分解能】より

…光学系の結像性能を表すもので,その評価法には対象とする光学系によって次のような種類がある。
[分光器の分解能]
 近接する2本のスペクトル線を分離して観察できる能力をいい,波長λの近くでδλの波長差を分離できるときの分解能をλ/δλで定義する。これは分散系の性能とレンズの結像性能で決まるが,レンズを無収差としたとき,回折格子分光器では回折次数をm,開口に含まれる格子線の数をNとしてmNで,またファブリ=ペロー干渉分光器では干渉次数をkフィネスRとしてkRで,プリズム分光器ではプリズムの底辺の長さをt,プリズム材料の分散をδn/δλ(nはプリズムの屈折率)として,t・(δn/δλ)で与えられる。…

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