世界大百科事典(旧版)内のTaxusの言及
【イチイ(一位)】より
…寒地の山林に自生し庭園にも見られるイチイ科の常緑針葉樹(イラスト)。アララギまたはオンコ(東北・北海道)ともいう。高さ20mにもなる高木で密に分枝する。葉は螺生(らせい)するが,横枝では2列状となり,線形で長さ1.5~3cm,先端はとがるが痛くない。雌雄異株で,3~5月に開花し,雄花は腋生(えきせい)して,4~8個の楯形葯室からなるおしべ9~15本をもつ。雌花は短い側枝に単生し,秋に黒褐色卵状球形の種子となり,その下半部は赤色肉質の仮種皮に包まれる。…
※「Taxus」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」