世界大百科事典(旧版)内のWeltbildの言及
【世界観】より
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[世界像との相違]
世界の諸問題というのは,世界とは何なのか,どうして存在するのか,どのようになっているのか,その中で人間はいかなる位置を占め,自分はどこにいるのか,自分に課せられた使命は何で,自分にできることは何なのか,などの問いであって,世界とは何か,人間とは何かの問いは,自分に何ができるか,何をしなければならないのかの問いでもある。世界観はこのように人生観と結びついた世界に対する態度であって,世界を外から眺めるかのような立場をとる〈世界像Weltbild〉とは区別される。世界像は世界を分析し,認識された諸事物の一般的関係を統一的にとらえたイメージであるが,世界観はそれだけでなく,世界の自分にとっての〈意味〉を表現し,生き方と密接に結びついたものである。…
※「Weltbild」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」