ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「X線用フィルム」の意味・わかりやすい解説 X線用フィルムエックスせんようフィルム X線撮影に用いられる専用フィルム。厚さ約 0.2mmのプラスチック板の両面に感光乳剤が塗ってある。X線の写真作用のほかに増感紙のケイ光も利用して効率よく撮影するためである。フィルムの大きさは,小さな歯科用のものから半切 (35.4× 43cm) の大きさまである。特殊なものでは,下肢の撮影に用いる長尺フィルム,連続撮影用や間接撮影用のフィルムなどがある。軟部組織撮影には増感紙なしの工業用フィルムを用いることもある。いわゆるX線写真は,これらX線用フィルムをそのまま透過光で観察する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by