能装束の一種。袴の類。〈はんぎれ〉ともいう。形は大口(おおくち)に似て前に大きくひだがあり,後ろが平らで,左右に広がっている。白地,赤地,萌葱(もえぎ)地などの金襴に華やかな模様を織り出してあり,前後共布で仕立てる。法被(はつぴ)または袷狩衣(あわせかりぎぬ)のときに着け,《八島》《箙(えびら)》のシテなど戦陣の姿,《賀茂》《嵐山》《是界(ぜがい)》《野守》のシテなど荒神,鬼畜,天狗などの役に用いる。なお,歌舞伎でも《船弁慶》《連獅子(れんじし)》などの能をとり入れた舞踊では能装束の半切と同形のものを用いるが,歌舞伎衣装には,能装束の半切とは別に半切と称する,広袖で丈の短い地質に錦または箔(はく)を摺り込んだ衣装があり,おもに荒事(あらごと)役に用いる。
→能装束
執筆者:羽田 昶
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小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...
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