両面(読み)リョウメン

デジタル大辞泉 「両面」の意味・読み・例文・類語

りょう‐めん〔リヤウ‐〕【両面】

表と裏の二つの面。両方の面。「紙の両面」「両面印刷」⇔片面
二つの方向方面。両方。「両面作戦」「物心両面援助
布の織りや染めの柄が表裏とも同じもの。また、表と裏とを同じ布で仕立てた着物
「肌にりんずの白無垢しろむく、中に紫鹿の子の―」〈浮・一代女・四〉
[類語](1平面表面球面曲面断面側面底面半面片面/(2二手両方両人両者両名双方双方向両側両端両様両両両輪バイラテラル

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精選版 日本国語大辞典 「両面」の意味・読み・例文・類語

りょう‐めんリャウ‥【両面】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 両方の面。表と裏。表面と裏面。正面と裏面。
    1. [初出の実例]「犀角の賽 平賽、頭賽、両面 かすめ浮けたる 切りとほし 金はめ盤木」(出典:催馬楽(7C後‐8C)大芹)
    2. [その他の文献]〔王建‐新修道居詩〕
  3. 二つの方面。二つの方向。
    1. [初出の実例]「目で見、耳で聴くと云ふ御得用両面なんで」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉前)
  4. 表と裏とに模様を織り出した布。
    1. [初出の実例]「けんもさの両面の水干に、袖にむばらこきに雀のゐたるをぞ縫ひたりける」(出典:古今著聞集(1254)八)
  5. 表と裏とを同じ布で仕立てた着物。
    1. [初出の実例]「両面につくるや袖のうら千鳥〈武晴〉」(出典:俳諧・伊勢正直集(1662)六)
  6. 植物このてがしわ(児手柏)」の異名。〔花壇地錦抄(1695)〕

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「両面」の解説

両面
(通称)
ふたおもて

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
二面在姿絵
初演
文化13.9(江戸河原崎座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

普及版 字通 「両面」の読み・字形・画数・意味

【両面】りようめん

二面。

字通「両」の項目を見る

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動植物名よみかた辞典 普及版 「両面」の解説

両面 (リョウメン)

植物。ヒノキ科の常緑針葉高木,園芸植物,薬用植物コノテガシワ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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