両面(読み)リョウメン

デジタル大辞泉の解説

りょう‐めん〔リヤウ‐〕【両面】

表と裏の二つの面。両方の面。「紙の両面」「両面印刷」⇔片面
二つの方向・方面。両方。「両面作戦」「物心両面の援助」
布の織りや染めの柄が表裏とも同じもの。また、表と裏とを同じ布で仕立てた着物。
「肌にりんずの白無垢(しろむく)、中に紫鹿の子の―」〈浮・一代女・四〉

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大辞林 第三版の解説

ふたおもて【両面】

表面と裏面。また、両方の面が表のように見えること。 「時雨降るこの手柏の-とてもかくてもぬるる袖かな/新千載 雑上
表と裏がはなはだしく違うこと。ふたごころ。 「それは-にて、心ねぢけたる人にたとへし忌みことなり/読本・春雨 血かたびら

リャンメン【両面】

〔中国語〕
麻雀で、聴牌テンパイしていて、例えば四、五の数牌の連なりのように、両側につながるいずれかの牌(この場合は三と六)が来れば和了ホーラする牌の形。 「 -待ち」

りょうめん【両面】

物の(表と裏の)二つの面。 ⇔ 片面 「 -コピー」
二つの方面。両方。 「物心-」
表立った点と隠れた点。 「 -政治」
両面に模様を織り出した布。
畳の縁の一。輪違い文様を織り出した両面錦を用いたもの。主に天皇の料とする。両面縁りようめんべり

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

りょう‐めん リャウ‥【両面】

〘名〙
① 両方の面。表と裏。表面と裏面。正面と裏面。
※催馬楽(7C後‐8C)大芹「犀角の賽 平賽、頭賽、両面 かすめ浮けたる 切りとほし 金はめ盤木」 〔王建‐新修道居詩〕
二つの方面。二つの方向。
※良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉前「目で見、耳で聴くと云ふ御得用両面なんで」
③ 表と裏とに模様を織り出した布。
※古今著聞集(1254)八「けんもさの両面の水干に、袖にむばらこきに雀のゐたるをぞ縫ひたりける」
④ 表と裏とを同じ布で仕立てた着物。
※俳諧・伊勢正直集(1662)六「両面につくるや袖のうら千鳥〈武晴〉」
⑤ 植物「このてがしわ(児手柏)」の異名。〔花壇地錦抄(1695)〕

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