世界大百科事典(旧版)内のYūḥannāb.Māsawayhの言及
【アラビア医学】より
…主としてヒッポクラテス,アリストテレス,ガレノスなどギリシア医人の説をシリア語訳から取捨しているが,付録にインドの医学者たちの説を紹介し,二つの医学体系の総合を試みている。ユーハンナー・ブン・マーサワイフYūḥannā b.Māsawayh(777ころ‐857)はマームーンからムタワッキルまで歴代カリフの侍医として盛名があり,かつてフナイン・ブン・イスハークの師でもあった。病理学についての大著ほか,いくつかの論文,および132項の医者に対する格言を残した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」