世界大百科事典(旧版)内のZiyādの言及
【イエメン】より
… イスラム時代になり,帝国の政治的中心がシリア,イラクに移るにつれ,イエメンは帝国の辺境と化し,同時にシーア派,ハワーリジュ派の反政府運動の拠点となった。アッバース朝のカリフ,マームーンの派遣した総督ムハンマドはイエメンの支配を回復したが,事実上の独立王朝ジヤードZiyād朝(820‐1018)をザビードに開いた。9世紀の半ばごろ,ザイド派のイマームが北方のサーダに自立してラッシーRassī朝を開き,のちサヌアに移ったが,このザイド派政権は興亡と断続を繰り返しながら,1962年のクーデタまで続いた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」