ロマネスカ(その他表記)romanesca

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロマネスカ」の意味・わかりやすい解説

ロマネスカ
romanesca

音楽用語。 16世紀にイタリアスペインなどで流行した楽曲形式で,低声部に4または8小節の楽句が繰返され,そのうえに旋律をつけるグラウンドバス一種初期の例はスペインのムラダの『リュート曲集』 (1546) などにみられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android