鉄梃(読み)カナテコ

精選版 日本国語大辞典 「鉄梃」の意味・読み・例文・類語

かな‐てこ【鉄梃】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鉄製のてこ。かなてこぼう。
    1. [初出の実例]「大槌大杵かな手こなんどごうごうくんくん百千の鉦釣鐘」(出典:浄瑠璃・平家女護島(1719)一)
  3. かなてこつんぼ(鉄梃聾)」の略。
    1. [初出の実例]「能うおっしゃって下さったと口にはいへど、耳へは這入らぬ金てこ」(出典:松翁道話(1814‐46)一)

てっ‐てい【鉄梃】

  1. 〘 名詞 〙てっちん(鉄砧)〔工学字彙(1886)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む