デジタル大辞泉 「闇雲」の意味・読み・例文・類語 やみ‐くも【闇雲】 [名・形動]先の見通しもなくむやみに事をすること。また、そのさま。「闇雲に突っ走る」[副]むやみやたらに。「―とつかみ合うてゐるうち、夜明けて」〈滑・膝栗毛・発端〉[類語]無謀・無鉄砲・盲めくら滅法・盲目的・後先見ず・向こう見ず・命知らず・うろうろ・うろちょろ・どぎまぎ・おたおた・まごまご・どぎどぎ・そわそわ・もじもじ・ぐじぐじ・ぐずぐず・いじいじ・因循・くよくよ・うじうじ・ちゃかちゃか・そそくさ・あたふた・うそうそ・ふらふら・よたよた・もぞもぞ・ちょこまか・ふわふわ・おどおど・せかせか・びくびく・きょときょと・こせこせ・ぐらぐら・せわしい・倉皇・せっかち・あくせく・気ぜわしい・軽佻浮薄・浮薄・性急・右往左往・軽挙妄動・後先なし・うわずる・うわつく・うろたえる・心急せく/みだり・やたら・むやみ・無性に・むやみやたら・めったやたら・めった・あまり・無下に・後先なし・無謀・無鉄砲・盲めくら滅法・盲目的・後先見ず・向こう見ず・命知らず・破れかぶれ・やけ・自暴自棄・ふてくされる・やけくそ・やけっぱち・自棄・捨て鉢・八方破れ・無軌道・放埒ほうらつ・放縦・放逸・奔放・野放図・勝手次第・好き勝手・ほしいまま・切実・切切・痛切・つくづく・つらつら・ひしひし・しみじみ・心こころから・心しんから・心が動く・こよなく・ぞっこん・じいん・度外れ・めっぽう・途方もない・途轍とてつもない・桁違い・過度・すごく・ひどい・はなはだ・この上ない・とても・特別・ことさら・ひたすら 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「闇雲」の意味・読み・例文・類語 やみ‐くも【闇雲】 [1] 〘名〙① 黒雲。※黄表紙・高漫斉行脚日記(1776)上「不思議やにわかに空かきくもり、やみくも立かさなりけるままに」② (形動) 闇の中で雲をつかむように、漠然としてあてのないこと。また、前後のみさかいのないこと。むりやり行なうこと。また、そのさま。むやみやたら。闇雲無性(やみくもむしょう)。※雑俳・川柳評万句合‐宝暦一二(1762)礼二「やみくもにすてっぺんから足を取り」※談義本・根無草(1763‐69)後「恋の叶はぬ業腹まぎれ、朕闇雲(ヤミクモ)に亡命(かけおち)して」[2] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある) (一)②に同じ。※洒落本・通人三国師(1781)発端「きどらねヱでやみ雲ぬしが出てあるいちゃア」※滑稽本・東海道中膝栗毛‐発端(1814)「やみくもとつかみあふてゐるうち、夜あけて」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報