さらぼう(読み)サラボウ

デジタル大辞泉 「さらぼう」の意味・読み・例文・類語

さらぼ・う〔さらぼふ〕

[動ハ四]やせ衰える。やせて骨と皮ばかりになる。
「いとほしげに―・ひて、肩のほどなどはいたげなるまで衣の上まで見ゆ」〈末摘花

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「さらぼう」の意味・読み・例文・類語

さらぼ・う さらぼふ

〘自ハ四〙
風雨にさらされて骨だけになる。さらばう。
河海抄(1362頃)六「さらほひて 髐(サラホフ)荘子〕髐髑髏貌也」
② やせて骨が目立つ。やせ細る。やせ衰える。さらばう。
源氏(1001‐14頃)末摘花「やせたまへる事、いとほしげにさらぼひて、肩のほどなどは、痛げなるまで、衣のうへまで見ゆ」

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