ぬらし(読み)ヌラシ

デジタル大辞泉 「ぬらし」の意味・読み・例文・類語

ぬ◦らし

[連語]《完了の助動詞「ぬ」の終止形推量の助動詞「らし」》…たにちがいない。…たらしい。
「ぬばたまの夜はふけ―◦らし玉くしげ二上山ふたがみやまに月かたぶきぬ」〈・三九五五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぬらし」の意味・読み・例文・類語

ぬ‐・らし

(完了の助動詞「ぬ」の終止形に推量の助動詞「らし」の付いたもの) …てしまっていると推定される。…てしまったらしい。
続日本紀‐天平宝字元年(757)七月一二日・宣命「悉(ことごと)に罪に伏し奴良志(ヌラシ)

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