カラハツタケ(辛初茸)(読み)カラハツタケ(英語表記)Lactarius torminosus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カラハツタケ(辛初茸)」の意味・わかりやすい解説

カラハツタケ(辛初茸)
カラハツタケ
Lactarius torminosus

担子菌類マツタケ目ベニタケ科のキノコ。傘は中央がくぼんでいて一見漏斗状であるが,縁は下垂している。径3~14cm,表面白色ないし淡桃色,ひだは垂生して白色。胞子紋も白色。茎は4~8cm,径1~2.5cm,傷つけると白い汁が出る。非常に辛みが強いが,毒成分とはいわれていない。夏秋の頃,林地の地上に群生する。北海道,本州に産し,北アメリカ,ヨーロッパシベリアに分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android