ハナビラタケ(花弁茸)(読み)ハナビラタケ(英語表記)Sparassis crispa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハナビラタケ(花弁茸)」の意味・わかりやすい解説

ハナビラタケ(花弁茸)
ハナビラタケ
Sparassis crispa

担子菌類ヒダナシタケ目ホウキタケ科。針葉樹の切り株や枯れた木の生えぎわなどに生える。子実体は肉質で基部は太い茎となり,数回枝分れして頂部は平らになる。その形はハボタンの葉のようで,縁は波打っている。全体の直径は 10~30cmで,白色から黄白色をしている。この花弁状の枝の下面に子実層を生じる。この菌は材の芯腐れを起す。食用となる。日本の北海道,本州四国,およびヨーロッパ,北アメリカ,オーストラリアに分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android