ローヌ=プーラン(英語表記)Rhône-Poulenc S. A.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ローヌ=プーラン」の意味・わかりやすい解説

ローヌ=プーラン
Rhône-Poulenc S. A.

かつてのフランス最大の総合化学持株会社。 1801年創設の染料研究所が始まりで,1895年ソシエテ・シミック・デ・ユジーヌ・デュ・ローヌとして設立。 1914年化繊分野に進出,1928年大手医薬品メーカーのプーラン・フレールと合併し,ソシエテ・デ・ユジーヌ・シミック・ローヌ=プーランと改称。 1956年医薬品部門,1961年繊維部門,1969年化学部門とそれぞれ有力企業を合併して事業を拡充。この間 1961年には事業会社を分離して持株会社となり,化学部門の大手持株会社セルテックスと合併してローヌ=プーランに社名変更。またサン・ゴバンペシネー・ユジーヌ・クールマン (→ペシネー ) と提携して化学工業の再編成を促進。 1982年フランス政府により国有化されたが,1993年再び民営化。 1999年ドイツのヘキストと合併,世界最大級の医薬・バイオメーカー,アベンティスとなったのち,2004年フランスの医薬品メーカー,サノフィ・サンテラボとの合併によりサノフィ・アベンティスとなった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android