乃貢(読み)のうぐ

精選版 日本国語大辞典 「乃貢」の意味・読み・例文・類語

のう‐ぐ【乃貢】

〘名〙 (「納貢」のあて字か。歴史的かなづかい通常「なうぐ」とするが不明) =ねんぐ(年貢)
明衡往来(11C中か)下末「仍勤微節。可乃貢公卿僉議。有功無過歟」

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百科事典マイペディア 「乃貢」の意味・わかりやすい解説

乃貢【のうぐ】

年貢

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世界大百科事典(旧版)内の乃貢の言及

【年貢】より


【中世】
 荘園において田畠を耕作する者は,荘園領主に生産物の一部を貢納する義務をもっていた。この貢納物が年貢であるが,平安時代から鎌倉時代にかけては所当(しよとう)とか乃貢(のうぐ)あるいは土貢(どこう)などと呼ばれることも多かった。畠の年貢は地子(じし)と呼ばれている。…

※「乃貢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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