乾燥摩擦(読み)カンソウマサツ

デジタル大辞泉 「乾燥摩擦」の意味・読み・例文・類語

かんそう‐まさつ〔カンサウ‐〕【乾燥摩擦】

二つ物体の接触面が、薄膜などに覆われず化学的に清浄である場合の摩擦。⇔境界摩擦

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の乾燥摩擦の言及

【摩擦】より

…このような値は前述した機構だけでは説明できないが,清浄面では強い凝着が起こり,真実接触点を形成する際の塑性流動に摩擦力自体も関与して,P/pmで与えられるよりも大きな接触点ができるためと説明されている。(2)乾燥摩擦 空気中における見かけ上潤滑を行っていない場合の摩擦を便宜上乾燥摩擦と呼んでいる。もっとも摩擦係数の小さい物質として知られているのは四フッ化エチレン樹脂(PTFE)で,0.04程度の値が得られる。…

※「乾燥摩擦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」