境界摩擦(読み)キョウカイマサツ

デジタル大辞泉 「境界摩擦」の意味・読み・例文・類語

きょうかい‐まさつ〔キヤウカイ‐〕【境界摩擦】

二つ物体の接触面が、薄膜などに覆われていたり、気体液体の吸着分子層があったりする場合の摩擦。⇔乾燥摩擦

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の境界摩擦の言及

【摩擦】より

…金属の乾燥摩擦における摩擦係数の値はもう少し高く,だいたい0.4~1.2の範囲にある。(3)境界摩擦 固体面を潤滑剤の吸着膜や潤滑剤との反応膜でおおった状態では,金属の摩擦係数としては0.1~0.3程度の値が一応の目安になるが,条件による変化が大きい。(4)流体摩擦 軸受などで,固体面間に数μmから100μm程度の薄い流体潤滑膜を介在させた流体潤滑状態における摩擦係数は,乾燥摩擦や境界摩擦に比べてずっと小さいのが特徴である。…

※「境界摩擦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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