仮我(読み)ケガ

デジタル大辞泉 「仮我」の意味・読み・例文・類語

け‐が【仮我】

仏語人間五蘊ごうん因縁が仮に和合したもので、実体としての我があるわけではないが、仮に我があるとしたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仮我」の意味・読み・例文・類語

け‐が【仮我】

〘名〙 仏語。仮に実体とみなされたもの。たとえば、この身は五蘊(ごうん)が和合して生じたもので、実体的な我ではないが、仮りに我と見るなど。〔瑜伽論‐六〕

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